【コラム】政府アクションプランに入らない再エネ熱利用

ECO SEED代表の名古屋でございます。4月24日配信の「GeoValue」でも触れますが、先日政府が決定した「再生可能エネルギー導入拡大に向けた関係府省庁連携アクションプラン」について触れたいと思います。

政府は4月11日、再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議を開き、再生可能エネルギーの導入拡大に向け、各府省庁が連携して取り組むアクションプラン(再生可能エネルギー導入拡大に向けた関係府省庁連携アクションプラン)を決定しましたが、熱利用への言及もない内容となりました。

2014年に策定された政府のエネルギー基本計画では、地中熱、下水熱等の再生可能エネルギー熱をより効果的に活用していくことも、エネルギー需給構造をより効率化する上で効果的な取り組みと位置付けられましたが、アクションプランでは盛り込まれず、発電に比べて熱利用は政府での位置付けが低いことを浮き彫りになっています。

地中熱はじめとした再生可能エネルギー熱利用分野の関係団体等々が一層連携を強化し、政府の政策における熱利用の位置付けを高めていく必要があるように思います。

「GeoValue」~環境と安全・安心から土地の価値を~ECO SEED

ECO SEEDは、環境専門紙における10数年の記者経験を生かし、環境ビジネスのさらなる発展とその結果生まれる安全・安心な社会に繋げるための情報発信、環境系団体や環境ビジネス事業者の広報、啓発活動などをサポートしています。(代表・名古屋悟) 【主な取り組み】 ・オリジナル電子媒体「GeoValue」の配信(有料) ・広報コンサルティング など。

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