公害の負の遺産…未来世代の負担まで考えなければならない水俣の水銀管理

現状のままですと、子々孫々にわたり永劫に適切に管理しなければならないというのは、言うは易く行うは難しなのかもしれませんね。


対策するにしてもテトラクロロエチレンなどの揮発性有機化合物のように分解して無害化できるものではなく、吸着剤等に吸着させる対策を実施しても、その吸着させたものを管理型処分場などでやはり適切に処分管理し続けなければならないですし、その費用も小さなものではないですし。。。


溶出しないようにする不溶化工法の一部工法では水銀の不溶化も可能なようですが、現地で不溶化工事を行ってもやはり永続的にモニタリングはし続けなければならず、これを将来世代がどう負担していくのかも含めて考えなければなりません。

そう考えると、高度経済成長期の公害問題が残した負の遺産の重さは計り知れないものがあります。。。



「GeoValue」~環境と安全・安心から土地の価値を~ECO SEED

ECO SEEDは、環境専門紙における10数年の記者経験を生かし、環境ビジネスのさらなる発展とその結果生まれる安全・安心な社会に繋げるための情報発信、環境系団体や環境ビジネス事業者の広報、啓発活動などをサポートしています。(代表・名古屋悟) 【主な取り組み】 ・オリジナル電子媒体「GeoValue」の配信(有料) ・広報コンサルティング など。

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